先週末に上野動物園にいってきました。
1/21(土)からパンダのシャンシャンは動物検疫に入り、2/21(火)に中国へ返還されます。1/21以降のシャンシャンの観覧は抽選制で、終日屋内での展示となるそうです。
パンダといえば上野動物園、パンダ輸送といえば阪急阪神エクスプレス
2020年に実施・公表されていた入札書類によると、輸送費は181万3912円。入札に参加したのは阪急阪神だけだったようです。シャンシャンの体重は94.0kg(2022/12/15測定)なので、約2万円/kg。よくわかりませんが、動物の輸送は手間がかかるのでこんなものなのでしょうね。
一般貨物の運賃相場 Hong Kong-N America: $6.50/kg | BALTIC EXCHANGE AIRFREIGHT INDEX December 2022
2020年9月時点の入札予定表で、
動物の輸出及び運搬業務委託(ジャイアントパンダ)の内容は
恩賜上野動物園から中国成都双流国際空港
①恩賜上野動物園から成田国際空港までの陸上輸送
②特定動物の経路通知事務及び成田国際空港での通関事務
③空港貨物エリアでの動物園関係者による動物確認実施のアレンジ
④成田国際空港から成都双流国際空港までの航空輸送
(直行便がない場合上海浦東国際空港経由予定)
⑤成都双流国際空港(もしくは上海浦東国際空港)での通関事務
⑥成都双流国際空港での当該動物受渡しのアレンジ
となっています。
最後に②の特定動物ってなに!?
調べたところによると、動物愛護管理法が関係していて、人の生命、身体又は財産に害を加えるおそれがある動物として政令で定める動物が特定動物とされています。
ジャイアントパンダは、哺乳綱 食肉目 くま科で、政令リストに載っている特定動物です。そして、この特定動物を輸送するときは、通過するすべての都道府県と政令市・中核市に通知書を提出しなければいけない、ということでした。事務作業だけでも大変ですねぇ。