「パブコメ(パブリック・コメント)」は、行政機関がルールを定めるときに、あらかじめその案を公表し、広く国民から意見を求める手続きです。
案の公示、意見募集、結果の公示の流れで手続きが進みます。
意見があれば、e-Govのwebサイトから簡単に提出できます。具体的で、建設的な意見を、意見募集期限内に提出しましょう。
また、意見がなくても、案の公示、結果の公示を見ることで、新たなルールの理解を深められます。他者の意見を知ることもできます。
提出された意見に対しては所管省庁の考え方が示されます。これによりルールがつくられる目的や根拠などの背景がわかります。
e-Govパブリック・コメントサイトの活用
いちばんの見どころは、提出された意見とそれに対する所管省庁の考え方です。意見が反映されず原案どおりとなったとしても、何らかの説明がされることがあります。
案件の検索手順 https://public-comment.e-gov.go.jp/servlet/Public
1.条件を絞って検索
カテゴリー、所管省庁で絞り込みます。
特定のキーワードがあればキーワードでの検索がよいでしょう。
2.提出意見数の確認
表示された結果の提出意見数から、
世間の関心の高さがみてとれます。
3.意見募集結果の内容を確認
案件名をクリックして、提出意見を踏まえた案の修正有無、
具体的な意見募集の結果を確認します。
業界団体による提出意見
業界団体は、提出した意見をウェブサイトに掲載していることがあります。過去を振り返るとき参考になります。
CISTEC(安全保障貿易情報センター)
JFTC(日本貿易会)
安全保障貿易管理 | 提言・要望 | 一般社団法人日本貿易会(Japan Foreign Trade Council, Inc.)
JMC(日本機械輸出組合)
経団連
検索結果 | 一般社団法人 日本経済団体連合会 / Keidanren
パブコメは、行政運営の公正さの確保と透明性の向上を図り、国民の権利利益の保護に役立てることを目的としています。積極的に参加するとよいでしょう。