革製品を集めはじめると、それなりにお金がかかります。
お手頃価格で品質の良いものを揃えるなら、ビジネスレザーファクトリーがおすすめです。
このビジネスレザーファクトリー
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本革製なのに安い(5000円以内で買えるものが多数)
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シンプルでかっこいい
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色が豊富(20種類以上)です。
本革のブックカバーを数種類(文庫、新書ほか)購入したことがあります。革のブックカバーは平気で1万円を超えるものもありますが、このお店の製品はバングラデシュの自社工場で作っていて、中間マージンが入らないので安いのです。
ネット通販は発送が早く便利です。平日午前8:59までの注文は当日発送されます。
また、実店舗やポップアップショップがあるので機会があれば実物を手にとってみることもできます。
今回は革製のブックカバーのHS分類に必要な情報をまとめます。
HSコードの検討(税関事前教示風)
- 貨物概要 牛本革 ブックカバー
- 性状 書籍の表紙を覆うように縫製されたカバー
- 材質 外面の牛革をなめしたもの
- 用途 文庫サイズの書籍の表紙を覆う
- サイズ 外寸 高さ16.4cmx幅24.4cm 内寸 高さ15.4cmx幅23.7cm
- 包装 1個/不織布包み
○4205.00-900 その他の革製品及びコンポジションレザー製品
×4202.91-000 外面が革製又はコンポジションレザー製のケース/容器
本品は、ブックカバーとして製品にしたものであり、その他の革製品として、関税率表第42.05項及び同表解説第42.05項の規定により、上記のとおり分類する。
通関士の雑学
ブックカバーは和製英語?
一般に book cover は和製英語だ! 書籍全体を包む外付けの覆いは book jacket だ!と言われているようです。しかし、ネットではbook coverと検索するほうが目当ての物が見つかります。ということで現実には book cover も正解のように思えます。
どちらに分類?42.05項:その他の革製品?42.02項:ケース/容器?
関税率表解説 第42類*1に、ブックカバーの分類先が明記されています。今回は革製のブックカバーのため42.05項に決まります。 (革以外の場合は素材によって分類が異なります。)
42.02項解説
この項には、次の物品を含まない。
(c)容器の性格は有しているが、この項に列記されている物品に類似していない物品(例えば、ブックカバー、読書用のカバー、ファイルカバー、書類用のカバー、....。)このような物品は、革又はコンポジションレザーで製造され又は被覆されている場合は 42.05 項に属し、その他の材料で製造され又は被覆されている場合には他の類に属する。
42.05項解説
この項には、また、次の物品を含む。ブックカバー...。
コンポジションレザーとは?
関税率表解説 第41類 注3及び第 41.15 項*2において「コンポジションレザー」とは、次のような物品であると説明されています。
- 天然の革又は革繊維をもととして製造
- bonded leatherとして知られ、種々の製法(革のくずや細片を凝結するなど)で作られる
- イミテーションレザー(天然の革をもととせず、プラスチック、ゴム、紙若しくは板紙又は塗布した紡織用繊維の織物類などをもととして製造したもの)を含まない
再生革といわれるほうが理解しやすいと思います。
ビジネスレザーファクトリーは天然の革をそのまま使っているので、当然、再生革(コンポジションレザー)でもイミテーションレザーでもありません。
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