元祖 貿易統計。
我が国の貿易年表である各開港場輸出入物品高です。
編者:外務省 編纂年:明治2年(1869)
当初は外務省管轄でしたが、その後大蔵省に移管されています。
明治初期の運上所は外国事務局・外国官・外務省に属したが、1871年(明治4年)8月に大蔵省に移管された。その後、租税寮の管轄下に置かれた。
外務省ヨリ諸省ヘ廻達文書 明治三年七月八日
・・・爾後外国貿易ノ事務大蔵省ニ属スルヲ以テ租税寮ニ於テ・・・うんぬんかんうん という文書があるようです。
そして、昔の税関(当時の運上所)は、申請書・外国新聞などの翻訳・通訳もやっていたみたいです。業務の関係上その必要があったんでしょうね。
「各港運上所職制」職務の分担
- 輸出入品の点検・計量、価格の監検
- 輸出入税の査定
- 輸出入税の査収
- 申請書・外国新聞などの翻訳・通訳
- 運上所内の雑務
- 海陸取締り(1872年(明治5)に追加)
各港運上所の名称が不統一であったために、1872年11月に税関と改称。